敏貴 梶野
(NAO/東京大)
19/05/2015, 09:00
原始中性子星から放出されるアクティブニュートリノ(電子型、ミュー型、タウ型)および反ニュートリノは、質量階層に応じてMSW効果によるフレーバー振動を起こす。ブラックホール形成を伴う場合(failed supernovae)に期待されるニュートリノスペクトルの観測から、重力崩壊型超新星の状態方程式(EoS)を判別できる可能性を提案し、超新星発生頻度問題(supernova rate problem)および超赤色巨星問題(red supergiant problem)を同時に解決する方法を示す。一方、圧倒的に発生頻度が大きい中性子星形成を伴う超新星(normal...
雄一郎 関口
(東邦大)
19/05/2015, 11:30
我々のグループで進められている、連星中性子星合体の数値相対論シミュレーションの結果について、特にニュートリノ放射に着目して発表する。連星合体からのニュートリノ検出のためには近傍のイベントが必要であるが、そのような幸運なイベントから知り得る事項について議論したい。
(参考論文)
http://arxiv.org/pdf/1105.2125.pdf
http://arxiv.org/pdf/1206.0509.pdf